534名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 04:00:18
ラーメンうぃーく

おまけ

ラーメン短編動画集

【懐かしいフラッシュ】ハクシャクノテンシ
https://www.youtube.com/watch?v=f5JbD2IXL_Y

これが一番、ラーメンを効果的に使ったFlash動画だと思う。
屋台と言う古いシチュエーションは、アコーディオンな音楽と不思議にマッチする。
テンシとドラキュラを、ラーメンに結び付けれるのは絵柄の力と総合的に纏める力なんだろう。
ただこれは全体を見ると、描かれるのは天使、ドラキュラと言う表面的な役割じゃなくて、その中身の男と女の人間くささ、それであるための葛藤と喜びと悲しみだから。
だから日本人的なラーメンという食の選択は、テーマの内奥を計るに、決して奇手なのではない。彼らはやっぱりにんにく臭くなきゃ、いけないんだよな。

屋台シーンが沁みるところは。

ラーメンを通じて二人が通じ合っていく過程を描いて。
「天使らしい羽根があるじゃないか」のセリフ。
そこからちょっと情熱的な陽な音楽を流して。
ここで恋を予感させつつ。
視点は屋台と二人からフェードアウト。ここで間合いの溜めを作り。
「テンシはハクシャクに恋ヲシマシタ」とナレーターの第三者に語らせ。
そこから天使の笑顔の表情でダメ押し。

間の使い方、カメラの使い方、構図の使い方が光り、映像的に感情を動かす工夫に富んだ珠玉のシーン。

それでその間が機能するのはもちろん、屋台の雰囲気と言う場が作られているから。
ラーメンそのものをそれ程映さない、味覚に訴え過ぎないで、雰囲気を重視して伝える、ラーメンを社会的アイテムに使いつつ、人間関係の恋のアイテムにも使うその柔軟性。
ラーメンと言うものの解釈の深さ、その密接さがある日本の現代と言うものが、その土台にある。

ラーメンは欠くべからざるアイテムだが、それを前面に出さなくてもイイ。味だけでは無く、そのラーメンによって出る空気にわたしたちは魅かれている。それを意識させるFlash。

535名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 04:07:14
【つれづれなる】
http://sound.jp/atamanoki/kouhaku2014.html

これはラーメンが美味しそう。
食べろ! と思わせるところで場面を飛ばす。
食のシーンは描かれない。
次にラーメンが出てくるのはちょっと先の背景で空のどんぶりと共に。

食事シーンを飛ばすという選択、それによって出る映像の飛躍感、あっという間な感覚、美味しさが裏切られる物足りなさ、手応えのない日常を語るかのようなモノローグ。
ラーメンを食べるシーンを写さないという、映さないと言う描写こそが、全体の雰囲気とメッセージに力を与えている。

そのテーマのマニアックさ、スタッフロールのシュールさ、そして余りにも場違いで萌えない最後のサービスカット。
それらもインスタントラーメンなジャンクな荒っぽい個人製作の味。

536名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 04:18:54
気になる店を見つけた(自主制作アニメ)
https://www.youtube.com/watch?v=tGP790OMwQA

これはラーメンの絵とそれを食べる描写ではピカイチですよね。

あの食欲をそそるラーメンとしては小泉さんよりも上に思える描写力ですし。

何よりもユニークなのは、蓮華でミニラーメンを作って食べるのを描いている。
これを描いているのは他のアニメでは見かけなかったし、ドラマ実写でも、ずるずるっとすする描写になっちゃじゃない?
そっちのダイレクトで食べる方が美味しそうに見える。
でもわざわざミニラーメンにする一手間で、なんかこう現代的なリアリティというか、きちりと今のラーメンを捉えて作ってるなって感じがする。

「そこそこ美味しかった」
これは無言か、「美味しかった」の方が、映像からの味は美味に伝わる筈。
それでも「そこそこ」を加えて、オチの切れ味を悪くしつつも、圧倒的なリアリティ、新規に店を開拓するときに良くあるハッピーな発見感への共感。

そういう単線的なわかりやすい味じゃなく、複雑にしつつほどほどの満足感を与える。
日本的なラーメンな感じがします。

537名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 04:29:22
高倉健ビールを飲む
https://www.youtube.com/watch?v=hLEpwuQY3aE

幸せの黄色いハンカチより。
ちょっと逸れて来たぞ。

外国人で日本映画でラーメンとなると、「タンポポ」になるけれど、自分が思う映画の美味しそうなラーメンはこっちなんだよな。
もちろん男が刑務所明けで久しぶりにまともな飯を食べる、とりわけ断っていたラーメンとビールを、ってのを女のセリフと高倉健の演技で再現する。
その映像の素晴らしさもあるけれど。

ハリウッドとかアメリカのラーメン表現も、「ラーメンガール」やら何やら熱血、血と汗のラーメン修行物から、むしろラーメンが主役じゃなくても、
前にあったように刑務所でやり取りする不味そうなインスタントラーメンのようなものが描かれて、映画文化にラーメンが社会を写すものや汚いのも含めて日常のものとして息づいているのが伝わる気がする。
刑務所ラーメンがニュースになって話題になったのがつい最近で、やっぱりそういうのは反省されていくのかな。

538名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 04:47:56
「映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」予告2
https://www.bilibili.com/video/av20663370?from=search&seid=1288192554754318723

ラーメンの負の側面、お金や行列や心が荒む、そういうのを子供向け映画で書いている。
「ラーメン美味しい」ならもっと簡単だし共感も生まれやすいはず。
でもラーメン中毒で街がパニックというのは、逆を言えばそれだけラーメンには中毒的な魅力がある人を惹きつける。
そういうアプローチでラーメンの魅力を描いています。
これはクレしんの世相を付く作風にもあるけれど、それだけラーメンがけなされても愛されている、社会的に欠かざるものになっている裏返し。
日本のラーメン文化の成熟の一つが見える。

たとえばこーゆーのを、パンケーキやワッフルで、甘くてカロリーたけーのやたらに高額なの、ホットケーキじゃんとか言うと、ちょっとむっとしそうなのがある。
和菓子とかも、時代遅れとか言われるとちょっとむっとする。
納豆はくせーって言ってもネバネバって言っても笑って許せる。
カレーウン〇ネタも、まー、笑えないけど、笑って許せる。
そこらへんの食べ物の親しみの加減。


新海誠の「君の名は」の東京アルバイトのグルメとかデザートとかめっちゃ輝いていて光ってるじゃん。
反対にいうとそれに疑問を投げかけたり、いまいちなのもあるよって言えるほどに成熟や受容されてないんだよなって。

反対に主人公が地方に行くと、ラーメンを食べてたりする。
これはキラキラしていないで、食については抜群の作者にしてはそれほど美味しそうには見えない。
これ、わざと美味しすぎないように描いたんじゃないかなって思う。そういうしたたかな巧さ。

539名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 04:59:34
【2018???作】猫?
https://www.bilibili.com/video/av26566607?from=search&seid=4773744788650876797

とうとうラーメンから逸れてしまった。
自分が美味しさを感じつつ、ファンタジーも感じて衝撃を受けたのがこれ。
外人のたどたどしい日本語は味だけど、きっと使われているのが異国の日本食な寿司や蕎麦なのも含めて、ある程度の距離感があってこそ、なんだろうな。
ファンタジーへの移行の際に、猫風の手招きやそこからの招き猫の目が動くとか、微妙な伏線や雰囲気を作るのが上手い。
美味しさの表現も上手いなって。

こういうのAAで書きたいです。でも一生書けそうもない。作風の相性と実力不足から言って。書けそうもない。

540名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 05:16:51
映画「食神」part1
https://www.nicovideo.jp/watch/sm914261

個人的に食の映画で一番好きなのが「食神」です。
「少林サッカー」の監督によるもの。
漫画的な笑えるリアクションもあり、本当に美味しそうな料理もあり。

香港のローカルフードなのかな、豚チャーシューに目玉焼きの入ったドンブリ飯。
深夜に食べたくなる。

グルメ物を批判的な目で消化しつつ、誇張して笑いに変えて、また深い理解も愛情も感じる。
日本へのリスペクトと批判精神の混ざり具合も、ほどよい。
香港のローカルな食文化に人情が匂う。

書いている内に何を書いているのか自分でも迷走している。これにて。今日は完徹だな。

541名無しのAA書きさん :2019/01/23(水) 05:49:17
Sandwich for Lunch | Mr. Bean Official
https://www.youtube.com/watch?v=jtqpuYvOfHY

ミスタービーン。食で笑ったのがこれ。子供っぽい無邪気さが隠し味。

Johnny English - Sushi
https://www.youtube.com/watch?v=fFqr01joQGw

ローワン・アトキンソンと回転スシ。
映画公開当時は、回転スシってトレンドで珍しかったんだろうな。(なんかその前のビーンの映画で来日したとき、アトキンソン、とんねるずに寿司桶一杯の寿司を貰って喜んでたよ。したたかな人)
でもやっぱりサンドイッチのように笑いとして成立するまで勢いがあったんだろうし、認知も広がっている証拠だし、こういう風に使われたからこそ、寿司文化の受容みたいなのを感じる。

「褒めて、褒めて! 日本食を理解して」、とかそういうのを通り過ぎて、イギリス文化と肉薄して衝突して笑われてこそのメジャーへの道。
回転寿司は明らかにブームの先の、イギリスでの食の一ジャンルになりつつある。その道先。

ここまで外国のラーメンが受け入れられるか。
実は今観ている小泉さんに足りないのは、そういう批判的な視点と言うか社会的な視点と言うか愛ゆえに一歩距離を置いて茶化す面白みと言うか、ラーメンガイドとしては面白いけど、正に紹介に留まるガイドブックだよねとか。
その印象は最後になって覆るだろうか。
話が戻って来たかな。