568名無しのAA書きさん :2019/01/25(金) 08:32:20
AAとラーメンその1

ラーメンギコ&モナー
http://monahokan.web.fc2.com/monadouwa/men/index.html
ずっと前に通読したのでうろ覚え。

テンプレート系に属すると思う。
一度、長編ネタの流れが来た(確か師匠と弟子のラーメン対決もの)けれど、それは過激とも取れる否定によって消えた。
テンプレート中心に比重がかかったのは、スレの寿命を長くしたように思う。

テンプレート自体は他愛もない小ネタや季節ネタ、時事ネタなど。
それ自体の魅力と言うよりも、スレの流れ、荒れたり、直したり、盛り上がったり、少しずつ寂れて行ったり、などの方が実は楽しめたりした。
おしゃべり的なものは、どうしてもリアルタイムじゃないと通じないエッセンスがある。

テンプレートはギコのラーメン屋台が中心になるが、これはスレの途中で背景AAが貼られ、それまで室内が中心だったAA雑談の舞台を、次第にしかし決定的にがらりと変えることになる。
一つのレスが流れを作る、それもキャラと言うよりも舞台や背景で変える、というのはなかなかに面白い。


ラーメンに関するが。
実は雑談と非常に密接にかかわっている。
食事と言う場でカウンター越しに店主と話す、会話するというのは正にラーメン屋の特徴だ。
最近はオープンキッチンのものも多いが、イタリア、フランス料理などは、どうもシェフのいる厨房と客の席が遠い。
屋台と言う変化によって、その距離感はより近いものになった。

店主と会話するというのは寿司屋もそうだが、微妙にラーメンとは違う。
寿司屋の会話は、必然的に1対1で長時間にわたるものになる。
それはラーメンよりも近いが、その魅力でもある近さは、時に煩わしくもなる。地元の床屋とも似ている。何か話させねばー。回転スシと1000円カットは安さと共にその会話の機を減らす工夫だ。

これを見ると、ラーメンスレでは店主一人に対して客は複数でも良くて、また会話量も短く簡潔になっている。
http://monahokan.web.fc2.com/monadouwa/men/720.htm

それによって、随分と気軽な雰囲気が出て、会話による温かさが程よく軽いものになっている。
寿司だったら人情的な深さがあるだろうが、重くなってしまうだろう。
軽さこそが、スレ住民の参加のハードルを低くし、気軽に描き込めることで、おしゃべりスレとしての賑わいを作ったのではないか。

個人が注力する長編、長い時間、会話を住民一人が独り占めする形は、やはりどうしても場を壊してしまうと思われたのではないか。

つまりラーメンと言う素材が、テンプレート雑談と幸せな出会いを果たしたシリーズだったのだろう。
勢いが落ちたのは物語化するモナーAAそのものの流れと、どうしても避けられないスレの寿命によるものだと思う。
それは残念だけど、海の家のサカーナなどと比べ、随分と長持ちしたのはスレ住民の力とラーメンへの愛着と理解ゆえだろう。


海外で波及するときに,、気軽に店主と話せるラーメンの魅力はどう映るんだろう。
先のNYでは?
一風堂の様なラーメン屋台とは離れた大きなチェーンスタイルの方が好まれるのかどうか。これがラーメンとして先端を走り続けるのかどうか。
NY出身のラーメンポエマーアイバンは、この客との会話のようなものを、(ラーメン美味しそうに見えないけれど)、その日本らしいラーメンの形を、ノスタルジーと共に理解しているんじゃないかな。
客との会話(得意の英語で)に重きを置き、特に「常連」との会話をピックアップし、にも拘らず長居せずに食べてと客が回転するラーメン屋の軽さも忘れない。
https://www.youtube.com/watch?v=uLgneXrtUXg
自分は個人的にはアイバンと一風堂の、その中間あたりが心地いいんだけどね。
シェフと客との距離にもいろんな形があってもいい、それこそ一蘭のような人との関わりの完全遮断さえも一つの形として成立する、そこもラーメンの幅の広さなのだろう。
NYで新スタイルのラーメン店が人気の理由(30日)
571名無しのAA書きさん :2019/01/25(金) 14:39:04
ハーバード大も注目!売り上げ目標なしでも黒字続きのYume Wo Katareのビジネスとは?
https://www.crazy.co.jp/blog/articles/yume-wo-katare/

一蘭があれば、夢を語れ、がある。
お客と店員の距離すらも、ラーメンは自由なんだなー。