259 : 「石」[sage] 投稿日:2014/09/14(日) 01:09:29.90 ID:GFqJippV0 [2/4回(PC)]

             _----、、__
         /    `ヽ\
        /゛   `^^`ヽ、  ヽ\
      | i    \   i  \   |ヽ       石という唄がありました。
      | /   ヽ  \  \   |
       |〈 /_、   ` ̄ヽヽ、, ヽ  |             ひとところに己を定められず、
      | | ` l     |  \ `|⌒|                         半ば諦めていて、
       (`|  └    `- 〃ヽ| _,│                             でもふと出会った相手へと親身に、淡々と語る旅人の唄が。
      ヽ| 、"         |`、ヽ、
          ヽ\  <"フ   ,、| /  |            岩は山から崩れ、川に流され石となり、流れ流されて最後には砂になる。
         ヽ、`ヽ、_,、-`゛、-i、__ノ_                  「isilove」と照れくさそうに名付けられた。それ。
         (ヽ 、 l   (   ノ`` `i
         ,、ヽ_ノ / 、-丶 "``|     |
       (  ノ   (_ノ  /     |
       、ヽ   /  .i   /゛    |
260 : ( ´∀)・∀),,゚Д)さん[sage] 投稿日:2014/09/14(日) 01:09:57.11 ID:GFqJippV0 [3/4回(PC)]
.
.
        僕は、でも、転がって転がって、砂となって消えるその前に、
                  きっと柔らかくて丸くて小さな石になると、今になって思うのです。

     それはキラキラに輝く宝石や立派なコケを生やした巨石やしっかりと根を張った床石とは異なるものなのかもしれないけれど、
             ほんのりとふわふわしていて、ぎゅっと抱きしめたくなるんじゃないのかなあ。

                  ∧_∧
                  ( ´∀`)
                   (つ*+=+ゝつ
                  (    )
                  (__/\__)
261 : ( ´∀)・∀),,゚Д)さん[sage] 投稿日:2014/09/14(日) 01:10:26.70 ID:GFqJippV0 [4/4回(PC)]
                                                                    ,、   ,ヘ
                                                                    i;;;ヽ、_,ノ;;;|
                                                                     〉r‐   i!
        別れの日となった寒く苦しい冬から                                        | "   | _
                 眠気を誘う暖かな春が過ぎ、                                  ,ヾニ    f::ヽ、
                       長い酷暑の夏が過ぎ、                                ´  ト、  ,イ::::::l
                           そして涼やかな実りの秋が訪れようとしています。              l::|、 /;|::::::::;,
                                                                      |:::|;∨;i!::::::::::i!
                                                                      |::::kネ';;|::::::::::::',
                                                                      |::::|;;〉{;{::::::::::::::`、
            その季節の中、あなたは何処に居るのでしょう。                             |::::|  ij;:::::::::::::::::::ヽ、
                         あなたは何であるのでしょう。                            |::::}  i!:::::::::::::::::::::::::;ゝ
                                                                      l:::::l ノ::::::::::::::::::::::::/
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                 僕らの元へと帰らずとも、そこに幸せがあることを、願って止みません。          |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ゝ   //
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                       それが僕の祝福したい幸せだから。                           `'┐::::::::::::::::,_, --―' ̄ ̄
                                                                         l::::::::::::::::/
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