- AAライブラリー（改） 第８回
めんへらの死にざま
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ちょっと道を外した人達が出て来るのだけど、うん、そこらにいる人達とすれすれのラインにいるような存在感、実在感がある。
キャラクターが生きてますね。
ギコのちょっと壊れてるんだけど、どこにもいそうな感じ。
みいの、かなりヤヴァイけど、却って笑いというか迫真性のある壊れ方。
普通に可愛い、しぃちゃん。
けっこう死ぬのって、その人の本質とかじゃなくて、環境とかにもあるのかもね。
自殺志願者が集まったところにいると、負のエネルギーを吸い取って蓄えてしまうというか。
個人的に巧いなって言うのは、茂原だっけ？ モララーのヘタレ具合だな。
色々、悩むんだけど、決断できなかったり、行動に起こせなかったり。考えたことと違うことをやっちゃったり。
何も出来ないで流されていく主人公で、しょぼいなーと思いつつ、憎みきれない、自分もそんなもんかなと思わせる等身大の視点が、
物語にリアリティーと程よい鬱屈間のある読み味を与えていると思います。
この手の話としては大げさすぎたり、高尚すぎたりしないところも好きです。
まー、自分も「めんへら」に分類されるんだろうけどね。どうにもならないこんな世の中じゃ、POISON！